多群管理、多群用TMR 、多数回給飼を全自動でおこなうシステムです。
1. 好きな時間に
2. 好きな量を
3. 搾乳の能力に応じたTMRを供与できる装置を実用化しました。
給飼システムの仕様
1.購入乾草の70mm自動切断
2.地下サイロからSPクレーンを利用した自動取り出し
3.タッチパネルによるメニュー設定
4.全原料の100g単位による計量攪拌
5.多群管理、多数回給飼、夜間給飼
6.電気使用料 100頭規模 約8000円/月
給飼システムの詳細
この装置はハイテク技術をフルに活用した世界初のシステムです。
1) サイロクレーンによるサイレージや切断乾草の取り出し
サイロクレーンは、昭和63年に地下角型サイロからサイレージの取り出し用に開発され
1. 好きな時間、回数
2. 決められた時間、場所
に取出せるように改善されました。
これが自動化の第一歩です。
さらに、自給角型梱包乾草や輸入乾草を75mmの長さに切断する機械を開発しました。これにより50Kg梱包乾草を約2分で切断できます。
切断乾草も地下角型サイロに2-3種類貯蔵しておきます。
2) 粗飼料の荷受コンベア・ボックスと混合量
使用する粗飼料の種類でコンベアの数がきまります。 例えばサイレジ1種類で乾草が2種類の場合にはコンベア・ボックスは3個必要です。粗飼料の混合割合と混合量はコンベアの速度をコンピュータで制御して行います。
3) 濃厚飼料タンクと配合量
現在使用している飼料タンクを活用できます。
市販の配合飼料、サプリメント、大麦、ビート、ヘイキューブなどが各タンクに入れられ、飼料タンクの下部からスクリューオーガで総混合機に供給されます。
インバータで各飼料の混合割合をコントロールしています。
この全自動給飼システムには、決まった仕様はありません。
各酪農家の条件、ご要望に応じ、自由に組み合わせることが可能です。
システム価格は、数百万円から3千万円程度までのシステム構成が可能です。もちろん金額に比例して、計量精度、省力性は上がります。
これで給飼作業から解放されます。
人の都合でない、牛の都合にあわせた給飼が実現できます。
あなたのご希望、条件などをお聞かせください。システムレイアウト、見積りを無料にてご提示いたします。
給飼給与に関する資料
- ルーメン発酵の効率と飼料のルーメン・バイパス 出典:日本畜産学会
- 乳牛における飼料給与の方法が第一胃内発酵、血液性状および採食行動に及ぼす影響
出典:日本畜産学会 - 搾乳牛における夏期の夜間多回給与による生産性の改善 出典:広島県立畜産技術センター
「第13号(平成15年8月30日刊行)」の「3」 - 酪農経営におけるサイロクレーンシステムの評価と導入パターン : ホイストからサイロクレーンへ
出典:北海道農業経済会
※いずれも許可を得て掲載させて頂いています
※弊社の自動給餌システムによる研究成果で無いものもあります